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毎日のように待ち受ける残業、
でも仕事をやり遂げてからの帰宅は非常にすがすがしいです。 家に帰り炊飯器のボタンを押し、買ってきたおかずを温めて。 湯船にお湯をたっぷりと溜め込んで漬かります。 一人暮らしは気楽でよいものです。 何をするにも自由、自由、自由。ただし自己責任の元で。 今日はそんな一人暮らしに関するエピソードを一つ。 社会人になり、完全自活生活が始まる時、 俺は、兎にも角にも安い家賃の物件を探し回りました。 しかし、掘り出し物の物件がそうそう見付かるはずもありません。 とうとう俺は不動産屋でこんな一言を告げてしまいます。 「一番安い物件ってどんなものですか?」 すっと差し出された間取り広告、そこには家賃8000円の文字、 そしてワンルーム2畳のみの物件が描いてあります。 お風呂も無いトイレも無いむしろ玄関も無い(外開きのドアオンリー) その辺の車の駐車場より狭いんじゃないかコレ。 「ええと…できれば人が住める所が望ましいです」 そう言うと不動産屋のお兄さん、 しばらく考え込んだ後ニヤっとしながら一言。 「事故物件って知ってますか?」 「……ああ、前に自殺があったり、そういう部屋の事ですよね?」 「各線○○駅徒歩5分、地上10階で日当たり見晴らし共に良好。 キッチンありユニットバスあり2K。家賃○万円。 ただし……ベランダには行けない様に絶対開かない鍵がかけられてます」 「……何故ですか?」 「君が飛んだら3人目という事になるのかな」 全身全霊で引いた 無理ですそれはさすがに無理です。 「じゃあ、○○駅前のアパート2階の角部屋。激安。でもね 隣の部屋に隣接してない無い方の壁(つまりその壁の向こうはアパートの外)を、 夜中にドンドン叩かれると言って皆出て行っちゃう部屋どう?」 それマジもんじゃないですか 心霊物件に興味はあっても住むのはパスです。 結局駅から距離があるという事で少し安めの、普通のアパートに決めました。 セパレートだし、割と広いのでいい選択をしたと思っています。 余談ですが事故物件の多くは、1度外国人に貸してから、 次は何事も無かったかのような普通物件として賃貸されるらしいです。 ……知らぬが仏とはいいますが……。
by shiroroa
| 2006-02-16 00:06
| 神様もう好きにして
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